部分矯正は、上下の歯列全体に装置を装着して治療を行なうのではなく、数本の歯のみに装置を装着して矯正を行なう方法です。
永久歯が生えそろってくる途中の7~10歳頃の子供によく行われている治療方法です。
成人の方でも、元々は歯並びは良かったものの、虫歯や歯周病、事故などにより歯を失ったことで、歯の位置関係が乱れてしまった場合に、部分矯正を行うことがあります。その他にも、前歯にすき間がある出っ歯なども部分矯正が可能な場合があります。
しかし成人が行う場合には、症状や歯並びの種類によって、向かない場合があるため、治療開始前に医師から詳しい説明を受ける必要があります。
向いていない症状の方に、強引に治療をおこなっても、矯正装置を外したらすぐに元に戻ってしまう場合もあります。また、部分的に治療をした後に、歯全体のかみ合わせに支障があると考えられる場合、上下全体の本格的な矯正治療が必要になることもあるため、注意が必要です。
部分矯正の治療期間は、半年から1年前後です。
費用は、症状や装着する装置にもよりますが、上下の歯列全体への歯列矯正の約1/3程度で行うことができます。
たとえば、前歯だけの場合、装置料によって異なるものの、約35~約55万円ぐらいです。
装置の種類は、裏側から矯正する「舌側矯正」、セラミック矯正、メタル矯正などがあり、この3つの中では舌側矯正の装置が最も値段が高いようです。
具体的な費用に関しては、医院や症状によって異なるため、担当の医師に事前にどのくらい費用がかかるのか確認をしておくことが大切です。